新潟全中の様子
熱湯熱闘
 
日本一!男子優勝日野二(東京) 2位光丘(神奈川)
        女子優勝信愛(和歌山) 2位嬉野(佐賀)
個人は、男子:水沢・菅原(山形鶴四) 女子:有田・井上(和歌山信愛中)
H11 8/18 19 新潟テニスガーデン

「写真は和歌山信愛優勝の瞬間」
●混戦男子制するは関東勢
 平成11年度の新潟全中が終了した。今年は、個人戦では、本命が何本かいたが、団体戦では、なかなか的を絞れない、感じがした。特に男子は、ブロック大会で、有力と目された、チームが消えていったこともあり、予想はかなり難しかった。何と言っても男子は今年、三本そろっているチームがほとんど無く、二本で勝ち上がるチームばかりのため、取りこぼしも多かったことと推察する。
 男子団体は、日野二が優勝することになるが、決勝戦は関東大会そのままの顔合わせになった。関東との各ペア毎の対戦は、日野二の遠藤・清水が光丘の上迫・小林と対戦し、ファイナルで光丘が辛勝している。全中の決勝戦では光丘は上迫・小林が二番手に出場したのに対して、日野二は、関東大会のオーダーそのまま、結局、対戦は変わったが、双方一本ずつ取り、関東大会と同じ、1−1になって、三本目の対戦に、もつれ込んだ。
関東大会では光丘の鬼頭・北上が、日野二の伊藤・遠藤をG4−1で一蹴しているが、今回はまったくその逆になった。G4−1で日野二が勝利した。
 監督の野口先生は、女子男子両方を見ていて、関東大会では、女子羽村二中の思わぬ一回戦敗退が、女子日野二の選手に影響を与え、ベンチにつけないうちにずるずる敗退するという感じになり、二チーム監督の難しさを語っていた。その女子の悔しさを男子がはらしたかたちになった。
 個人戦は、原・古賀の思わぬ敗退があったが、鬼頭・小林(光丘)、水沢・菅原(鶴岡四)の順当勝ちは立派。個人戦は名実ともにこの三ペアが抜け出ていた。
 
●和歌山、団体、個人を制す。
 女子は、ブロック大会から全中までの調整期間をどのように過ごしたかが、勝敗を分けたような気もする。新潟独特の異常な夏の蒸し暑さは、体調面など調整の難しさを感じる。
和歌山はなんと、14日から一番乗りで新潟入りし、全中(競技は18,19日)に備えた。最初は調子もあまり上がらなかったが、徐々に調子を上げてきた。
 優勝候補筆頭の片塩の不調は、やはり、プレッシャーなのか、実力通りの力は結局個人団体とも見せることができなかった。ストローク力は和歌山と互角以上であり、近畿大会では、坂東・田中(信愛エース)には失点1するも、今回全中優勝した信愛を一蹴している。片塩は、一端新潟入りしたあと、急きょ地元奈良に選手一部がトンボがえりするなど、体調面の不備があり、前回の都道府県対抗大会のインフルエンザに引き続き、完全状態では無かった。万全で臨めなかったことが一番の不振の原因だろうと推察する、
和歌山にも故障者がいたが、和歌山は新潟で対応し、団体戦では、結局その選手は、勝利を決める活躍を見せた。優勝原動力になった、信愛大将の坂東・田中の前衛田中は、柔らかいラケットさばきができ、アタックやハーフボレーを余裕をもって処理でき、相手後衛を苦しめた。ミスの少ない良い前衛だった。
 
個人戦、有田・井上(学文路)は、井上(前衛)の上への不安があったが、前が強くなっており、都道府県大会時に比べ、随分上達したのが目に付いた。高校生級の田中・柴崎(広島)を敗っての、優勝は見事だった。竹内・丸谷(鵜川)は福島の粘りに屈することになったが、竹内は今大会ナンバー1の後衛だったと思う。
 
 

以下は速報として流した文章
男子団体は、実績のある二ケ校が決勝まで進んだ。鬼頭・小林を中心に、試合を進め、ペアを崩し、二,三番手に出してき、順当に勝ち上がった光丘。対して日野二は、一回戦(対玉川中:愛媛)から大苦戦。一時は、玉川中にマッチを握られ、辛くも勝ち上がった。
 決勝は、関東同士の闘いになった、関東大会では一本の差で、光丘が勝っているが、今回の結果は、逆になった。
 勢いは、日野二にあり、一本目のファイナルをものしたのが結果勝利につながった。二本目は、小林の活躍などで、光丘が勝利し、1−1になる。3本目は、光丘はエース後衛の鬼頭が登場するが、日野二の徹底した前衛ねらいが功を奏し、G3−0。そこから1G維持で光丘が取るが、結局そこまで、優勝は日野二に決まった。
 男子は、八幡中(滋賀)、高屋中(広島)などそれぞれのブロック一位が、順当にベスト4に入るかたちになった。
 
 
 
 女子団体は、本命と目されていた、奈良片塩中が準々決勝で北海道静内三中に敗れる波乱があった。片塩は、前日の個人戦も振るわなかったが、参加メンバーは身体面での不調などもあり、万全で無かったとは言え、春の都道府県について、結局、思うような成績を残せず終わってしまった。北海道の静内三中は、一,二年生のメンバー中心ながら、うまさがあり、粘りで、片塩の自滅を招くようなかたちになった。
 団体優勝した信愛や女子個人優勝した学文路中ペアは、和歌山選手団として、14日から新潟入りし、三日間も会場で練習試合、練習を繰り返した、先に現地入りしたのが、今回の好成績に結びついたのかもしれない。信愛、坂東・田中は全中個人戦は全く振るわなかったが、団体戦では大将に擁され、失点0。大将の安定が、この優勝に結びついた。
 二位なった嬉野は強豪ひしめく、右のブロックから勝ち上がった。二本柱の西森・西野、井上・一ノ瀬を核に、勝負をかけて勝ちあがった。準決勝では北海道に大将が敗れ、負けそうになるも三番手のがんばりで、勝利をあげる。決勝は、三本目の差があった。信愛の三本目は昨年全中団体三位入賞時のペアで、経験もあり、三本目勝負に競り勝った。
 

新潟全中個人戦の様子レポート
 
 気温は相変わらず、気温が高い、新潟。朝から30度を超え、夕方6:00になっても30度を超えている。これでも、気温が下がった方と言うのだから驚く。その中で、男女64ペアの精鋭が集まり、全国大会個人戦が行われた。
「男子個人戦」
波乱は、何と言っても優勝候補筆頭の、古賀・原(和歌山:楠見中)の2回戦敗退だろう。2回戦対戦の堺・大賀(徳島:阿南)組の良さも光ったが、そこにファイナルで敗退してしまった。優勝した、水原・菅原(山形鶴岡四)にも堺・大賀はファイナルで敗退していることから、その実力を測り知ることができる。
 優勝候補一角の、鬼頭・小林(神奈川光丘)は準決勝で水沢・菅原に敗れることになるが、ここもファイナルの接戦。順当に双方、ベスト4に入っての敗退で事実上の決勝戦だったと言える。と言うのも、決勝は、関東大会個人決勝で、鬼頭・小林に敗退している、千葉横芝中の斉藤・石津だったことからも言える。
 決勝は、斉藤・石津も良く動いていたが、試合運びも、ボール扱い、粘りに水沢・菅原が勝り、圧勝した。

「写真は男子個人優勝の水沢・菅原」
 
「女子個人」
 女子の波乱は、優勝候補筆頭と目されていた、北信越一位でミズノカップ覇者の鵜川中、竹内・丸谷組の敗退だろう福島の丸井・鈴木ペアに敗退する。粘り強いペアに思わぬ敗退をしてしまった竹内・丸谷だが、この山を勝ち上がってきたのが、鳥取日野中の長谷部・牧田組だった。ねばりのプレーで、勝ち抜いた。(ベスト4)
 準優勝田中・柴崎(埼玉広島中)は順当に勝ち上がるが、一番の山場は、準々決勝の片塩中一番手水原・西村との対戦。接戦が予想されたが、ファイナルで接戦をものにしたのは、田中・柴崎のほうだった。片塩中は、2,3番手も早い段階で敗れ、少々団体での不安も見え隠れする。
 ベスト4に入った、草野・寺島(山形漆山中)も準々決勝で強豪の長・和田(東京:羽村二)を敗り、ベスト4入りは立派。
 優勝した、学文路(かむろ)中の有田・井上は、都道府県対抗大会(和歌山メンバーとして活躍し優勝している)の絶好調時の感じで試合を進めた。準決勝では地元新潟今町中の諸橋・高井と競るもG2で敗り、準決勝では0、決勝でもG2で勝利した。
 有田・井上は4日前から新潟入りし、練習試合などしながら調整し、見事にピークをもってきて文句なしの優勝をした。

「写真は女子個人優勝の有田(右)・井上」
 
「詳しい詳細な結果は以下を参照」

平成11年度 新潟全中ソフトテニス公式ホームページへ=写真はこのページにも載っています。

 


新潟全中の展望と見どころ

 

 混戦模様の男子団体! 女子団体は本命片塩中をめぐる戦い。個人戦は優勝候補男女とも強豪目白押し

 

 よいよ中学ソフトテニス界の最大、最後のイベントである、全国中学生ソフトテニス大会が8月17日から新潟で開催される。団体で全国からわずか16チーム、個人戦で64チームの各ブロックを勝ち抜いた精鋭が集まる祭典が始まる。男子団体は春からの勢力と様変わりし、出場校はほとんど、夏に力を伸ばしたところ出場してくるのに対して、女子は、東京勢の番狂わせはあったものの、ほとんど予想された顔ぶれになった。

 

●夏に向け力をつけてきたチームが多い、男子団体。

 男子団体戦は、本命らしい本命は少ない。実績のあるチームとしては、ジュニア王座決定戦(学校別団体戦の全国大会)で2位に入賞した神奈川の光丘中とジュニア王座3位、カワサキ杯優勝の東京日野二中があげられる。いずれも関東勢だが、関東大会では光丘が勝利している。光丘は鬼頭・小林という好ペアを中心に戦うが、団体戦では、このペアを崩して、二ペアを主力に戦う。三本そろいきれないためのもろさも持っている。

 日野二は、関東大会では、僅差でその光丘に敗れている。ファイナル一本の勝負が勝敗を分けている。

 から冬、春にかけて実績を持っていたチームが続々とブロック大会で消えていった。ジュニア王座決定戦(3月末四日市)で優勝した、石川鵜川中は、北信越で優勝を逃し、全中出場はできない。東日本カワサキ杯一位の福井丸岡竹田も北信越で敗れたし、カワサキ杯2位の石川瑞穂中も消えた。ジュニア王座3位の吹上中(栃木)も全中不出場。この夏に向け、力を付けて来たところが多いのか、三本そろっているところが少なかったことも要因として、春の時点での成績と全中メンバーは大きく変化した、

 その中でも都道府県対抗大会で準優勝した福島県だが、今回、東北ブロック代表として立子山が出場することになった。団体2位の原動力になった、立子山:那知上・二階堂ぺアを核に今回も旋風を巻き起こすかもしれない。また、強豪のそろった、北信越を見事に勝ち抜いた、氷見北部中や、近畿一位になった八幡中も、上位進出を伺うだろう。

 また、見逃せないのが、中国インドアで1位になり、今回の中国ブロック大会でも優勝した広島高屋中がある。都道府県対抗大会で団体3位に入賞した、広島県だが、その中心メンバーは高屋中で、その後のジュニア王座では、予選を抜け、ベスト8にも入賞している。新潟全中、上位入賞の可能性も否定できない。

 

●順当勝ちなるか片塩中、実力は西高東低か

 女子団体優勝候補筆頭は、都道府県対抗大会では、和歌山に屈したものの、直後の個人戦、ジュニア王座決定戦を征した奈良片塩中だろうと考える。近畿大会決勝では、和歌山信愛に失点1こそしているものの、3枚看板になった層の厚さは他の追随を簡単には許さない。なんと言っても、3年生の2枚看板だったところに、2年生ペアが実質2番手に成長したことが、強みである。死角があるとすると、優勝候補というプレッシャーに耐えられるかどうかというメンタルな面が大きく左右しそう。

 ベスト4に入る可能性として、あげられるのは、和歌山の信愛中。1番手の板東・田中は、個人戦こそ片塩中に屈して3位だったが、団体の決勝ではペアで勝利している。なんと言っても都道府県対抗大会和歌山団体優勝(3月伊勢)の原動力でもあるので、底力はまだまだあると考える。

 九州1位の嬉野中も春のジュニア王座決定戦では、片塩に次いで準優勝している。そのときは今回、関東1位になった大相模、信愛などを決勝トーナメント2−0でとばしている。後衛のドライブのかかった球は、威力満点。いずれも、ベスト4に入る可能性はある。

 上記以外は、力的には少し落ちる感じがするが、注目株としては、昨年優勝で、今年も堂々東海一位であがって来た、矢渕中。一昨年の覇者鳥取の日野中。東北の雄、山形漆山中、ジュニア育ちでないメンバーの愛知新郊中、都道府県対抗で単独校で団体三位入賞した地元新潟の今町中、ジュニア育ちの多い、埼玉と関東大会を制した、ジュニアでないメンバーの大相模中、連続出場の北海道静内三中などが上げられるが、いずれも組み合わせ的に、強豪を敗らないと上位進出は無理な状況である。

 関東では、日野二、羽村二中の東京勢が、そろって関東で姿を消した。羽村二は四日市の研修大会(団体)での優勝や中部日本大会(団体)での準優勝などがあり、その後の調子も尻上がりで順調との情報を得ていたため、優勝候補の一角を担うかと思われていたが、残念な結果になった。波乱の関東大会であった。

 

●女子個人戦 実力ナンバー1は、石川鵜川の竹内・丸谷!

 三年前の全小個人優勝ペアでもある。竹内の安定した威力のあるストロークは、中学生離れしている。ただ、体調面などで、調子の波があるのが少々不安。中学生離れしているペアとしては、埼玉広島中の田中・柴崎もいる。ミズノカップ(三月四日市)ではベスト8止まりだったが、そのパワーとうまさは秀でていた。上記2ペアはもろい面もあり、少々不安も残る。

 片塩中の水原・西村、佐藤・斉藤(2年生ペア)の2ペアは、都道府県対抗個人戦の1,2位であり、今回も優勝候補の一角と言える。水原・西村の一回戦で対戦する、福島吾妻中の佐藤・新関も都道府県ベスト8,三年前の全小個人準優勝の強豪で、一回戦から激戦が予想される。あとの有力ペアとしては、都道府県対抗和歌山団体優勝の主力であった、学文路中の有田・井上、信愛女子の坂東・田中などが頭一つ抜け出ている。

 

●男子個人戦 強豪3ペア+能都町勢の戦い!?左ブロックが大混戦。

考資料は、都道府県の個人戦が雨天で中止になったため、以下のミズノカップの結果を参照にした。ミズノカップベスト8以上はいずれも上位入賞できる可能性はあると思う。

古賀・原(和歌山楠見) 鬼頭・小林(神奈川光丘) 水原・菅原(山形鶴岡四)の3ペア実績実力ともに秀でている。古賀・原は、古賀のサウスポーからの強烈なストロークが武器で、一年次から、頭角を現せている。しかしながら今回近畿大会で優勝できなかったことから組合せ的には不利な状況になった。鬼頭・小林も小林の能力の高い動きで勝ち進むことと思う。水原・菅原は、連続全中出場で、優勝をねらっていると思われる。ベスト8きめ、準決勝が大きなやまだろう。

 上記3ペアに対するは、北信越大会では今一歩振るわなかったが、都道府県団体優勝を4ペアがフル出場し、失点0という完勝をした石川能都町勢(鵜川中:寺田・中道、能都中吉岡・寺口)との戦いになりそう。ただし、組合せをみると、左山に寺田・中道以外はすべて、入っているという非常に偏った組合せになってしまった。特に古賀・原対水沢・菅原は8本決めで当たるという不運。この対戦が事実上の決勝戦になる可能性もある。

石川能都勢をことごとく敗り、北信越優勝した、槇・國松も調子の波に乗った場合は、上位入賞もあり得るか。

 

「参考資料」

男子ミズノカップ結果(H11、3 四日市)

「4決め」

水沢・菅原(鶴岡四)4−0遠藤・清水(日野二)

田中・峯崎(美原西)4−1賀村・奥島(太平)

古賀・原(楠見)4−0原田・三橋(市場)

鬼頭・小林(光丘)4−3谷口・中平(瑞穂)

 

「準決勝」

水沢・菅原(鶴岡四)4−3田中・峯崎(美原西)

古賀・原(楠見)4−1鬼頭・小林(光丘)

 

「決勝」

古賀・原(楠見)4−2水沢・菅原(鶴岡四)

 

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