平成12年度
 都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会レポート
     平成13年3月26日〜28日 三重県伊勢市

 の全日本都道府県対抗大会が終了した。男女とも北海道がアベック優勝し、独壇場となった。インドアの時期が1年のうち半分もあるとは言え、北海道のうまさに他都府県はなすすべがなかった。北海道は、混成選抜チームで毎年参戦している。北海道チーム団は男子には自信をもっていたようだが、女子は優勝まではと思っていたようだ。もちろんねらいはあったろうが。
 北海道を追いつめたところは数々あったが、最後の詰めではいずれも北海道にやられた。文中にも書いたが、北海道のテニスは、特別目立つ特徴的なプレーはカットサーブのうまさ程度のもので、ストロークの充実ぶりは近畿勢、豪快さは関東勢などもひけはとらない。ただ、北海道が後半になるほどミスが少なく、後半になるほど甘いコースは打ってこないと言ったのは実は当方ではなく、経験たっぷりの某監督言葉であった。(写真は北海道男子優勝の瞬間)
 
都道府県個人戦
 個人戦は男女とも外コートで問題なく全試合終了した。天候も危ぶまれたが、なんとか持ちこたえて、雨に悩まされない久しぶりの開催の内に終了した。
 男子は、大阪杉中のダブル後衛が優勝した。男子のダブル後衛は、珍しいが、全国レベルでの優勝となると記憶にない。杉中が準決勝であたった、愛媛三津浜の後衛村上は好選手で、がん行陣中では出場中1番のペアだったのではないかと目されている。この対戦は村上がトップで打ち込んでも、ダブル後衛の杉中はかわしたり、すきあると見ると前衛を抜いていったりと2人とも自在のところを遺憾なく発揮して決勝へ進む。決勝では快勝し優勝を修める。ここに近畿トップの兵庫上郡中のペアが入ると一層盛り上がったことが予想されるが、残念ながら上郡のペアは団体のみの出場になった。
 
 女子は、嬉野の1,2フィニッシュになった。優勝の井上(後衛)は小さい体ながら、相手がトップから打とうが、ボールが短く入ろうがしっかりと自分のふところにボールを呼び込んでドライブをかけて打っていくことができた。前衛は、まだミスも目立つが、ストロークでは他のチームの後衛以上の力があり、打ち込まれると前衛でも後衛でも同じように差し込まれる感じでボールがきていた。
 今年の傾向として、ダブル後衛は昨年に比べ少なくなった感じがする。カットサーブは相変わらず多く、トップにあがったチームも多様が目立った。佐賀もカットがよく切れていたし、東京もカットをよく使った。北海道の静内三中の左利きの後衛のカットは特に印象深く、ネットの方に戻るような感じのサーブで、多くの選手がこれに苦しめられた。
 
「データコーナー」
開会式の様子(写真)
全結果圧縮ダウンロード(zipファイル 中身は団体個人全結果:一太郎ファイル)
I LOVE softtennisのHP (全結果掲載)
声援コーナー
黒石烏城HPhttp://www.jomon.ne.jp/~mp4b/index.htm(結果掲載)
 男子個人戦順位
1位:有家・稲川(大阪・杉) 2位:丸山・角野(徳島・川島)
3位:玉川・川淵(三重・荒坂) 村上・高松(愛媛・三津浜)
5位:斉藤・柴田(愛知・田原) 酒井・伊藤(北海道・静内三)
   北澤・新田(奈良 田原本、平城西) 石沢・川田(福島・岩瀬)
 女子個人戦順位
1位:井上・橋爪(佐賀・嬉野) 2位:小野・太田(佐賀・嬉野)
3位:次部・広沢(広島・鈴峯女子) 佐々木・三宅(北海道・静内三)
5位:川原・中尾(埼玉・芝東) 岩東・横山(福島・双葉)
   赤井・篠埜(岡山・瀬戸) 川村・工藤(山形・余目)
 
都道府県男子団体戦

 
優勝:北海道 2位:兵庫 3位:和歌山 徳島
      ベスト8:京都 奈良 三重 東京

 優勝候補だった地元、三重は北海道に準々決勝で敗れる。有力愛知は初戦で香川に、千葉は大分に破れた。男子は、パワーと安定感のある北海道に軍配があがった。その陰にはテニスのうまさがみえる。
3位入賞した、和歌山は躍進した。ベスト8きめで、大阪と対戦。大阪は前日個人戦優勝した杉中ペアが1番にでてきた。個人優勝の杉中ペアは、男子ではめずらしいダブル後衛のペア。個人戦の準決勝で愛媛のペアとの対戦では、コースがあくと見るやうつ、相手のトップからのシュートをシュートで返すと、今大会屈指の後衛と目される、村上を翻弄し勝利を修める。大阪、和歌山の対戦は接戦が予想されたが、1番にでた杉中の対戦が終了する前に、2面展開で、他の2対戦が終了してしまい、勝負が決してしまった。和歌山はボール持ちがよく、前衛が確実なプレーを見せた。
準優勝した兵庫は、選抜方法が独特な中、上郡中の上嶋・北見ペアを加入させ、核として使った。1年生ながら屈指のペアで、個人戦にも出場していたらおもしろい存在だったと目されている。三位に入賞した、徳島は前日個人戦で二位に入賞した川島中のペアを核に、阿南中、市場中、入田中で見事に三位に入賞した。
決勝は、1本目北海道新川中ペアが4−1で勝利、2本目兵庫上嶋ペアが4−2で静内三中の二番手に勝利。1−1で三本目勝負になった。北海道は全般にミスがすくない。コースをねらう特徴として、最初からどかーんときついコースに打ち込まず、徐々にコースをしぼっていく。そしてゲームの後半にいけばいくほど、ミスが少なくなっていく特徴がある。三本目も競るが、G2−1で北海道がリードの四ゲーム目、ゲームポイントで激しい、前衛同士のボレー合戦になった。最後兵庫の前衛がバックのハープボレーをミスし、そこから、流れが変わり、北海道が一方的にポイントを重ね、試合を決する。昨年準優勝の北海道、悲願の優勝を果たした。


都道府県女子団体戦 
 女子団体戦は北海道が連覇

 
優勝:北海道 2位:東京 3位:岡山 佐賀
            5位:島根 大阪 兵庫 滋賀
 
 27日に行われた女子団体戦は北海道の貫禄勝ちとなった。組み合わせの関係で早い段階で有力県がぶつかるということになり、埼玉、三重、奈良は早々に姿を消す中、実力を発揮して勝ちあがったのが、東京、佐賀、北海道、岡山だった。
 岡山対埼玉は2回戦で激突した。最初の1本目埼玉が勝利し、2本目も埼玉有利に試合が進んだが、そこから逆転され、敗退した。実績のある芝東単独の埼玉だったが、昨年に引き続き組み合わせに泣かされる結果になった。岡山はその後、強豪の鳥取を2−1、島根を2−0でかわして3位に入賞した。就実中の全小、全中大会で活躍したペアを中心に勝ち進んだ。準決勝では、しっかりとしたストロークを高い確率で打ち込んでくる、3ペアそろっている東京に敗退した。
 その東京は2回戦で三重と対戦、ここでも優勝候補同士のぶつかりあいが早々にあった。東京が2−1で勝利、その後、静岡、大阪、岡山を破り決勝へ進む。東京は、多摩永山のペア2ペアと東京個人1位の羽村二中のペアの三ペアを中心に構成され、ほとんど穴のないチーム編成、大阪も準決勝で追いつめるが、健闘むなしく敗退してしまった。
 優勝した北海道は、連覇になる。毎年のことながら、インドアの強さを思う存分見せつけられた。静内三中二ペアを核に構成されていて、この二ペアが全勝で優勝に貢献する。昨年はセンターへの打ち込みがよく見られたが、今年は、相手にあわせての作戦でそれにあわせて選手もよく動いているという印象であった。北海道も三回戦で強豪の愛知と対戦、その次に兵庫と対戦し、勝ちあがった。兵庫戦は北海道にしても苦しい試合内容だった。準決で北海道と対戦した佐賀は、二回戦強豪の奈良と対戦。実力があるが波のある奈良だったが、佐賀のしっかりとしたドライブのかかった後衛のストロークの前にミスが目立ち、敗退してしまった。その後佐賀は、熊本、滋賀を破り、準決勝に進み北海道と対戦する。佐賀はインドアは不得意ながらここまで勝ち進むには、例年以上の自信があった。地元で高校生あいてに互角以上の対戦をしたりし、監督からも自信がのぞいていた。その実力を北海道にぶつけたが、うまさに敗退してしまうかたちになった。1−1で三本目勝負になった時、北海道の左利きの後衛のサーブに佐賀ペアは翻弄される。戻るようなカットサーブが高い確率で入り、サーブゲームを確実にキープして勝利を呼び込む。佐賀は敗退。
 決勝も同じような展開になる。北海道と東京は大接戦。北海道は最初から1.3,2のオーダー。東京はここで3,2,1のオーダー(といっても実力は三ペアともあるが)で勝負にでる。オーダー通り、4−0北海道、4−0東京でそれぞれとり、1−1になった時点で、三本目の白熱した勝負が残る。北海道は静内の一年生ペアで夏の福岡全中ではベンチを温めていた選手。左ききの後衛のストロークが食い込むようなボールに加え、強力なカットサーブで相手を攻める。東京の羽村二の後衛も左ききでカットサーブを使う。双方ともサーブゲームをキープしあい、フィアナルへ進む。一時北海道がリードするも、東京が追いつく展開でポイント4−4。6−6とジュースになり、最後東京が力つき、北海道の優勝がきまる。
詳細組み合わせ結果は、黒石烏城HPに掲載されています。ここでは2回戦以降を省きます、後ほどトーナメント表(図形ファイル)としてまとめるつもりです。あしからずご了承ください。
 
平成13年3月26日(月)開会式
 いよいよ都道府県対抗大会がスタートした。47都道府県に伊勢地元を加え、男女48チームの熱戦が明日から繰り広げられる。開会式はサンアリーナを使い行われ、その後、各チーム代表(キャプテン)による大抽選会が行われた。抽選はフリー抽選。

「以下はプレビュー」
平成13年3月27日(火)女子団体(サンアリーナ)男子個人(市営コート 古市)
平成13年3月28日(火)男子団体(サンアリーナ)女子個人(市営コート 古市)
開催市:三重県伊勢市
 
■昨年(平成11年度)の様子はここをクリック 
■一昨年(平成12年度)の様子はここをクリック
 
■http://www.city.ise.mie.jp/index/kanko/sight/eijklm.html =市営コートご案内(リンク)
■http://www.sun-arena.or.jp/index/home/home.html   =サンアリーナご案内(リンク)
 
 この大会は、毎年、三重県伊勢市で3月26日〜28日に開催され、中学生の団体戦と個人戦が都道府県対抗で行われる。12回という開催回数からもわかるように新しい大会で、当初は、中学生版の国体のように都道府県対抗の団体戦のみの開催であった。
 
 参加は各都道府県より、団体1チーム、個人4ペアが参加し、伊勢市からもそれぞれ参加し48チームとなる。団体戦はサンアリーナと県営体育館の2カ所を使い、トーナメントで行われる。48チームの団体トーナメントのため、1日で消化するのは困難ながら、なんとか2点先取などで終了させている。
 
 参加状況を見ると、各都道府県での出場メンバーは様々で、単独校のところもあれば、まるっきり学校別々のところもある。これは選抜方法による違いで、団体戦で1位になったところを代表チームとしてくるところと、個人戦選抜をして上位4ペアを代表チームとするところなどで様相も様々になる。選考会なしで監督推薦で選抜する県もある。
 
 個人戦は、あとからできたのだが、団体と個人のメンバーは今はほとんどの都道府県で同じメンバーとなっている。メインは団体戦になる。
 単独校での参加は男女とも現在は一桁になってしまったが、おもしろいことに、過去の結果を見ると、男子は個人戦で選ばれたメンバーで構成された、都道府県が良い成績を残しているが、女子は必ずしもそうではなく、単独校での成績と個人選抜はほぼ互角である。団体戦のおもしろいところでもあるが、男女の戦い方の差が見えるようでもある。
 
 いつものことながら、構成メンバーもはっきりとわからず、新人戦以降の実力をはかる全国規模の大会が無いことから、予想をここで書くことは非常に難しい。難しいながらも、都道府県に参加するチームや見学する応援の方々、このページを見てくれる方々のために関心を持って見ていただくためにも、及ばすながら予想らしきものを書いてみることにする。
 
 まずは男子、      
 関東では千葉が大栄中学校中心に実績を残している。大栄中は昨年末千葉白子で行われた東日本大会で優勝し、先日、神奈川で行われた関東の代表チームの大会でも優勝している。福岡全中優勝の余勢も手伝う。その千葉も参加した二月中旬静岡で行われた大会では、愛知選抜が優勝している。結果は以下の通りだが、千葉は敗れ、西日本勢が結果を残している。この結果から、東海は、愛知、三重、静岡が有力と目される。
「二月の静岡の大会の結果」
男子 優勝:愛知選抜A 2位:三重選抜 3位:奈良選抜 静岡中部選抜
女子 優勝:愛知選抜  2位:多摩永山(東京) 3位:神奈川選抜 富士選抜
 
 この結果と参加メンバーのレベルを見る限り、愛知、三重は優勝候補の一角といっても良いだろう。
 毎年優秀な成績を残している北海道だが、情報が毎年のことながら希薄でなんとも言えないのだが、インドアに慣れていること、伝統の強みなどから今年も、有力チームからははずせないだろう。
 
 北信越は北信越インドア大会で石川勢が初めて敗れ、ちょっと様変わりした感がある。群雄割拠とも言うべきか、かつての絶対的な石川の力が少し落ちた感じになり、夏に向けて力をつけてくるチームが多い感じがする。
 
 東北は山形と福島が東北インドアでは決勝を戦っているが、接戦が多く、実力伯仲であろう。岩手も遠征をかさね力をつけている。
 中国、四国は調査不足により未知数であるが、ブロックインドアの結果を見る限り、四国では徳島勢、中国では広島、岡山、鳥取などが有力であろう。
 九州は男女とも、インドアであることなどから、実力はありながら、この大会ではなかなか実績を残せないでいる。九州ジュニア選抜を制した鹿児島勢や熊本勢が実力はあると思われる。
 近畿勢で注目は、上郡を中心とした兵庫県だろう。近畿インドアを制し、その後も順調だということである。大阪は昨年よりも力不足ということだが、近畿では2位に杉中が名乗りをあげている。
男子は、兵庫、愛知、三重、北海道などを中心に展開されそうな雰囲気である。
 
女子も男子ほどではないが、混とんとしている。
 関東からは芝東の単独の埼玉と有力選手の多い東京が2都県が有力であろう。次は神奈川か?芝東は福岡全中優勝のメンバーが4名残り、健在である。2名しかいなかった3年生の精神的な柱を失った点がどう出るか。東京は羽村二中も永山も上手なテニスで平成五年ぶり以来の優勝をねらっている。
 西の方へ視点を移すと注目株は、中国ブロックから就実中を中心とした岡山であろう。現在、中1で、昨年度小学6年生の時に全国小学生大会個人戦1,2位になったペアが在籍する就実は、福岡全中でも団体で出場し、3年生相手に互角以上に戦っている。ただ、男子のところでも触れたが、あまり慣れていないであろうインドアをどう戦うかが課題だろう。鳥取も日南、日野などの連合によるチームで実力は有力である。様々なタイプが居て、波にのれば怖い存在。
 
 近畿では東京インドアで芝東などを敗り、優勝した片塩を擁する奈良、近畿2位の浜寺を擁する大阪、次ぐ兵庫、東海では愛知、三重などが有力と目される。いずれも単独でなく、個人の選抜だが、ここにあげた府県ともメンバーの層が厚い。三重ではもう一つ都道府県チームが出来るくら選手層が厚い。地元の利もあり、3年ぶりの優勝をねらう。いずれのチームも12月〜3月のブロックの大会や研修大会等で良い成績を修めている。
 
 東北では後衛の力がある山形と粘りのあるテニスの福島が有力と目される。ともにベスト8以上の入賞の常連県でもある。
 北信越では、北信越インドアを制した今町が単独で出場する新潟が昨年、一昨年の連続ベスト4で、今年も上位をねらう。
 北海道も静内三中が男女とも道大会を制しているが、例年通りであれば選抜方法の関係で、静内単独ではなく、個人選抜のかたちでの出場で静内は一,二ペア、あとは他のペアという布陣と予想される。例年通りのレベルを維持してくることだろうと想像する。半年は中でテニスをするインドアに強い、北海道。
 
 反して、九州勢は、南国の定めか、この大会ではインドアになってからは、成績を残せないでいる。九州は嬉野中の佐賀が九州ジュニアを制しているが、昨年、埼玉を敗る大金星ながらも、その後敗れている。
 
 組み合わせによって状勢がずいぶん変わるが、その組み合わせは26日の開会式の直後に大抽選会がサンアリーナで行われる。なお、試合の様子などは他のページにリンクしながらも、このページで出来るかぎりお伝えしたいと考えている。
 
都道府県対抗大会の相互審判 撤回 そしてまた・・